額縁のヒモの結び方
額縁からはみ出すほど長く結んだヒモは、見えてしまうだけでなく、引っ掛けるフックまでも見えてしまいます。
こちらの写真のように、額縁以外は見えないようにしますと作品鑑賞に集中できます。(過剰に表現しています)
このように飾るためには、紐の結び方をしっかりしなければなりません。
このように飾るためには、紐の結び方をしっかりしなければなりません。
額縁販売jp流 額ヒモ結び
右上の写真のように展示するには裏のヒモをきっちり結ぶ必要があります。時間がたち、ゆるんでくるといつの間にか左の写真みたくなってしまいますので、ゆるまない、はみ出さない結び方を伝授します。(※当方がおすすめしている結び方の紹介です。)
【定期点検】
額縁の裏面は定期的に点検し、ヒモのほつれ、ゆるみや劣化、ヒモを通す金具のネジがゆるんでいないか等チェックしてください。
以下、デッサン額での方法です。油彩額でも同様に結ぶことができます。
1・金具にヒモを通す
まずはヒモを金具に通しましょう。 ヒモを通す金具は額縁の上から3分の1くらいのところがいいと思われます。上過ぎるとヒモや、ヒモをかけるフックが見えてしまいますし、金具が中央寄りになりますと、ワイヤーなどにつりさげたときバランスが悪く、落下の危険がともないます。 ヒモを通したら両はじをつまみ、片方に寄せておきます。写真ですと左側に出ているヒモが短く、右のヒモは長くしておきます。最後にバランスよく結ぶためです。
2・真ん中では結びません
左から出ているヒモ(短)を右手でもち、長いヒモを左手で持ち、額縁の左よりの場所で結んでいきます。ド真ん中に結び目があると、額縁を吊り下げるフックなどに干渉しますので、真ん中で結び目をつくるのは避けたほうがいいですね。 左手で長いほうのヒモを抑え、右手の短い紐を交差させていきます。3・結びはじめ
右手に持ったヒモを下からくるっと通します。こうすることで額縁のヒモがまとまり、強くなります。 額縁のヒモがゆるまないように両側に引っ張りながら結んでいきます。4・結ぶ
写真のように結んでいきます。わかりやすいように図もつけてみました。右手に持っていたヒモが左手に、左手のヒモが右手に交代しています。 この際、ヒモが緩みやすいので、あまっている指や手で”張り”が緩まないように押さえておくのがコツです。 ※ここの部分の説明がむずかしいので、このページ最下段に動画を用意しました。5・ギュッ
ヒモが緩まないように押さえながらヒモの両端を引っ張り硬く結びます。 この段階で緩んでいたらやり直しましょう。6・ひとつめの結び目完成
さらに硬く結んだ写真がコチラ。この段階で99%完成です。最初に左側から短く出しておいたヒモがちょうど良い長さで出ています。7・ふたつめの結び目を
長く出しておいたヒモを整えます。すでにひとつめでしっかり結ばれていますので、こちらは裏面の見た目を整えるだけです。左右対称に結び目が来るように位置を定め、図のように結びます。縦むすびになるとカッコ悪いので気をつけましょう。
8・完成
長く出しておいたヒモを整えます。すでにひとつめでしっかり結ばれていますので、こちらは裏面の見た目を整えるだけです。左右対称に結び目が来るように位置を定め、図のように結びます。これで額縁販売JP流の額縁のヒモの結び、完成です!
ヒモむすび動画
上記説明を動画でご覧いただけます。額縁専用の紐ラインナップ
1年に1回は額縁の紐の点検をしましょう!紐が切れたら大変です。痛んでいる場合はぜひ交換を。
当店では1m単位でお好きな長さの紐をお求めいただけます。額縁の重さでお選びください。